虹色の雨

ありのままにひたすら綴る

予知夢なのか?

はぁ…。リアルだったな。
久々にいとこのおじちゃんが夢に出てきた。
彼とは完全に縁が切れている。
二度と会話をすることもないだろう。
ただ夢の内容が非常に気になるのだ。
夢の中で彼は右目の異常を訴えていた。
「あれ?右目に黒いものが見えるよ~。
これは一体何?ねぇ何?」
しかし、妻は病院には連れていかない。
よく見るとおばちゃんではなかった。
看護経験のある身内のようだ。
実際には姉が隣の親の面倒をみるために
彼の近所に住んではいる。
私は危機を感じて彼を説得した。
「おっちゃん?私のことわかる?
あのね、右目に黒いものが見えている場合
脳の病気も疑われるから病院でCT撮るとかした方がいいと思うんだ。」
すると彼の姉が私に反論してきた。
「私は看護師の免許があるの。
私が全て面倒をみるわ。
たとえどんな病気になろうとも病院には連れていかないわ。」
私は彼女にも説明した。
「病院に行けば生活習慣の改善ができたり
禁煙や禁酒への自覚が芽生えたり
進行をやわらげることも可能になります。
脳の病気の場合は、特に事態を把握して慎重にいかないと…。
違う病気であればそれに合った治療もできますし…。
だから私はおじさんを病院に連れていってほしいのです。」
すると彼の姉が
「あなた、何を根拠にそんなでたらめが言えるの?
気味が悪いわ。いい加減にしてちょうだい。
私と彼は信頼で繋がっているのよ。
邪魔しないでちょうだいっ!」
私は、もうこれ以上発言できなくなって黙って言葉をのんだ。
母が私の代わりに何か発言をしようとしていたが
私はそれをとめて静かに部屋から出て行った。
時々、こんなリアルな夢を見て
実際に同じようなことが起きてしまう。
対象人物は圧倒的に身近な存在のことが多いが
内容的に本人には伝えない。
先のことを伝えても馬鹿にされるだけなのだ。
だいたい1年から3年のうちにそれは現実となる傾向だ。
スピリチュアルの先生には、それは能力だよ。
その道を歩みなさい。
みたいな話を真剣にされているのだが
私の考えは違っている。
未来を知ったからといって幸せになれるわけではないのだ。
命に関わることでも、それが本人やまわりの人間の成長となる。
そのチャンスを私が邪魔してはいけないと
最近気づいてしまったのだ。
祖母が自殺する数日前に祖父が死ぬ夢をみた。
私はリアル過ぎて慌てて祖母に話しかけた。
「ばあちゃん!嫌な夢をみたよ。
じいちゃんが死ぬ夢!
凄くリアルでさ…
自宅で横たわっていて動かなくて…
凄く怖かったよ…。」
すると祖母は穏やかな笑みを浮かべてなにも言わなかったのだ。
その笑みを信じて私はその夢の内容を手放した。
そして祖母は自殺した。
夢の内容がもしも本人だったなら私は祖母に伝えることもなかっただろう。
複雑だ。
私が祖母に伝えてしまったから祖母は死んでしまったのか?と何度も自問自答した。
答えは出てこなかった。
いや、出そうとしなかった。
哀しい過去だ。
幼い頃から予知夢ができてしまうことは普通だったのだが
ときにはその感覚が不気味に思えた。
内容が暗ければ暗いほど不安も増してしまう。
でも、自分なりにその感覚を大切にしながら生きているつもりだ。
他人に言わなければ害にもならない…
成人して学んだことだ。
時々頼りにされてしまう時もあるけれど
伝え方が難しい。
他人は自分とは違う人間だ。
物事が詳細であれば余計に怯えた顔をする。
あんな顔は見たくないのだ。
不眠症でもないため胸騒ぎがあっても
眠くなってやがて寝てしまう。
睡眠を拒む自分がいるが抗えない。
きっちり6時間ほど眠りに落ちてしまう。
そして…意味深な夢を見てしまうのだ。
忘れよう… 。
もう夢は夢だし、精神的に忘れてしまった方が
私は楽に生きられるんだ。
どこかの何かが私にそれを見させるのかもしれないけれど
私は…かたく口をとじて息をする。
そうすると決めたんだ。

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