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虹色の雨

ありのままにひたすら綴る

追突事故

枕を探していた。
あの店に見に行こう…。
それはそれは穏やかな空で普通の日だった。
15時になるあの瞬間までは。
15時。
突然の爆音と共に体が大きく揺さぶられた。
後ろから物凄い勢いで追突された。
軽自動車と軽自動車の衝突事故。
蜘蛛の子を散らしたように学生たちは姿をけした。
私は彼らの横断待ちをしていただけ。
気が付けば事故の被害者になっていた。
吐き気がやってきて、腰が痛い。首もおかしい。
でも、相手の命が気になってすぐ近くの店の駐車場に車を停めた。
相手も力なく車から出てきた。
「ごめんなさい。よそ見をしていました。」
「そうですか。これは事故ですよね。」
「そうですね。すみません。」
「仕方ないです。あ…お体は大丈夫ですか?」
「私は大丈夫です。大丈夫ですか?」
「かなり衝撃は受けましたがとりあえず大丈夫です。」
二人で警察を待った。
そして、話をすませた。
その間に店の店員が他で話をつけてほしいと警察にクレームをつけていた。
もちろん相手になどしなかったけれど
私は辛くなった。
泣くわけにもいかず相手と連絡先を交換して
気持ちをまぎらわせていた。
警察は親切だった。
動きづらくなったタイヤを急遽スムーズに動くように食い込んだ所をひっぱってくれた。
保険会社にも連絡をして気が動転したのか
私は警察に帰っていいですよと言われて
追突した車で帰宅してしまっていた。
すぐに車屋さんに来てもらうと
かなりの衝撃を吸収して派手にやっている状態だとわかった。
知らずに乗って帰った私も怖いが
代車を置いてそれに乗って帰った車屋さんも怖い。
そして、ドタバタな日々がはじまった。
体も変だ。
整形外科に行くとなぜか虚言を疑われた。
でも診断書は書いてくれたから、それを警察に提出した。
知恵を貰いに接骨院に行くとおすすめの整形外科を教えてくれた。
この接骨院に通おうと決めた。
そして、実際に整形外科に行ってみるととても親切な先生で診察もリハビリも快適だった。
薬剤師さんも親切でちょっと泣けてきた。
家では、怖くて怖くてお喋りが止まらない。
父や母が聞いてくれた。
車に乗ると怖くて怖くて仕方がないけれど
母が仕事だと誰も連れていってくれないため
自分で運転をした。
事故現場も何度か通過した。
うっすら相手のブレーキ痕があった。
うっすらだった。
ノーブレーキに近い。
それを見て尚更怖くなった。
闘いは続く…。

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